「胃の気3点処置」

胃経は十二経絡のスタート地点として重要なので、胃の気の処置は他の処置よりも優先して行う。

「診断」
②脛骨外縁の詰まりと硬化
③解谿(胃経の火穴)の圧痛、食欲減退、胃腸の働きが悪い、下肢倦怠
①胃の気の脉=中脉に流動性が無い。ポツポツと浮いて、流れが良くない感じ。

「処置」
基本は足三里豊隆れいこうの高さで硬結を取る
直刺又は下方へ向け、寸3・2番で5~10ミリ程度の雀啄補鍼。
3点にこだわらず、2点でも4点でもよい、硬いところを流れるようにする。
治療後、胃の気の詠の改善と、脛骨外縁の筋溝の緩みを確認する
(「胃の気」の詠が出にくい場合は病気が治りにくく、詠が出やすいと治りやすい)
注意=胃酸過多は、「胃実」になるので、「胃の気3点」は使わず、「胃経の気水穴」を使う。

以上