断食体験記に対する「よくある質問」
Q1.そもそも、なぜ内田は断食をするに至ったのか?
・大学受験した時に胃潰瘍になった。
・26才の時、ニューヨーク3ヶ月間出張中、胃カタルになった。
常に財布の中には胃腸薬(H2ブロッカー)を携帯し、お守りにしていた。
内田は1963年生まれです。初めて断食した1995.06当時は33才でした。
子供の頃からストレスに対して胃腸が弱かった。
大学4年の時にカイロプラクティックの治療を受ける機会があり、その先生(※)に断食療法とゆうものがあることを紹介された。
しかし、それはあくまで重度の慢性病患者対象の療法であると解釈し、自分には別の世界であると感じていた。
ところが、1996.01.25の日経夕刊に普通のフリーライターが心身の休養の為に、断食する体験記事が出ていた。
「これなら自分にも良さそうだ!」と思ったのがきっかけ。
参.※東京都江東区門前仲町「幸阪整体治療院」
Q2.断食を機に、内田の体調はどう変わっていったのか?
「断食から半年後の実感」
具体的には…
胃腸薬を飲むことが一切なくなった。
夏バテしなかった。夜、一度もエアコンを使わずに寝た。
夏の通勤電車の中で、汗をかかなかった。
夏に一度も水虫の薬を足に塗らずに済んだ。
歯ぐきの血行がよくなった。
風邪をひいても寝込まなくなった。
体重が軽くなって、歩いたり階段を登ったりが快適である。
要約すれば…
正しい(orあるべき)食事の方法を、ある程度身に付けるきっかけができた。
自律神経の働きが良くなって、体温の調節機能が高まった。
体の細胞そのものの抵抗力が増した。
…とゆうことになるのでしょうか。
ここで重要なのは、これだけの成果が決して断食のみで得られるものではないこと。
あくまで断食は「気付き」のためのきっかけであって、その後の食事・運動・精神状態の3つの調和からもたらされるということです。
内田(当時は会社員で独身)が家族や友人へメールした断食体験記(1996)
6/1(土)
09:30 起床(自宅)。朝食は抜き。
10:40 バイクで自宅を出発。昼食も抜き。
14:00 伊豆健康センター着。伊豆高原の先の別荘地区にあった。
面接。良導絡検査(ツボに電極をあてて自律神経の機能の状態を調べる)。
各種物理療法。気持ちいいねエ。
16:00 近所を散歩。高級な別荘ばかり。
17:00 夕食。さすがに健康食。主食(玄米)5割、動物蛋白1割、植物蛋白1割、野菜3割。
断食前の最後の食事なので、真摯な気持ちで食べた。おいしかった。
18:00 物理療法でリラックスしたのか、急に眠くなった。そのまま朝まで寝てしまった。
6/2(日)
08:00 起床。庭で中国式体操。これから3日間の断食。
08:30 各種物理療法。
13:00 散歩に出発。城ケ崎の自然遊歩道〜伊豆高原駅周辺と3時間も散策。
でも、さすがに食事してないせいか、足は重い。
天気も良く気温も快適。梅雨入りまえを選んで良かった。
こんな良い環境にいたら、断食しなくても健康になれそうだ。
現に、断食なしで保養所を利用してる人も多い。
16:00 ちょっと昼寝〜入浴。
19:00 TVでコイサンマンと写楽をみる。現在に至る。
朝から口にしたのは、水とビネガー酵母液というスペシャルドリンクだけ。
さすがに空腹感はあるが、まだ苦痛ではない。
夜間 断食反応が出た。体の節々が痛いし、冷や汗が出る。
ちょっとツラくて寝苦しい。
6/3(月)
08:00 起床。体がツラい。庭で中国式体操。
08:30 各種物理療法。でも調子は良くない。
10:00 寝た。
14:00 針治療を受けた。お陰で調子がよくなった。
16:00 食事療法のレクチャー。
17:00 散歩(90分)。昔、よくダイビングをした赤沢漁港まで歩いた。
以前、潜ったところが立ち入り禁止になっていた。なんだか寂しいなア。
やっぱり足は重いけど、不思議と空腹感がない。
19:00 入浴。トレーニングルームでストレッチ。現在に至る。
朝から口にしたのは、水とスペシャルドリンクだけ。
空腹感を感じなくなっている。もう一線を越えてしまったのだろうか?
とりあえず、断食2日目終了。復食(重湯と梅干)は6/5の朝からです。
6/4(火)
08:00 起床。調子は良好、でも昨夜は蚊に刺された。庭で中国式体操。
08:30 各種物理療法。
11:30 伊豆高原駅まで散歩(90分)。本屋と薬局で買い物。
平地を歩くと普通なんだけど、登り坂になると体が重い。
13:30 バイクで外出。なんだか運転が下手だ。小さくUターンが出来ない。
大室山へ行った。リフトで山頂へ。山頂1kmを散歩。
やっぱり、こ〜ゆ〜食事療法ってのは、家族同伴でやった方がbetterだね。
普段、家で食事を作る人にも体験・理解してもらわないと、難しいもの。
16:00 東洋医学のレクチャー。東洋哲学っぽい話で面白かった。
19:00 入浴。冷水浴を繰り返してチョット長風呂。現在に至る。
やはり口にしたのは、水と健康茶とスペシャルドリンクだけ。
でも、正直なところ苦しくはない。町に出て飲食店を見ても、想像していたほどのフラストレーションは無かった。
ただ、食べ物の匂いがすると、「うッ」と来るね。
これで断食3日間終了。明朝から復食(重湯と梅干)です。
でも、重湯が1日2食だけなんだから、かえって辛いかもしれない。油断は禁物だ。
体重は69kgから66.5kgに減ってます。水分を充分に取ってるので、まあ この程度でしょう。
ラーメン3回食べれば、元に戻っちゃうでしょう。
6/5(水)
08:00 起床。何だか調子がイイ。効果あり? あと2日ぐらいは断食できそうな気分。
庭で中国式体操。
08:30 各種物理療法。
10:00 いよいよ複食。梅干1個、重湯(ほとんど澱粉のり)、スープ。計41cal。
「染みた〜!」って感じ。でも、たったこれだけだから、生殺し状態だな…
いつまでも梅干をなめてしまう。食べ物の有り難さを感じる。
41calなので、当然、足りはしない。事実上の断食4日目のようなもの。
12:00 皆(先生&療養者5名)で揃って外出。ハーブガーデン見学。一碧湖を散策。
15:30 別荘地区を散歩30分。
16:00 操体法という整体法のレクチャー。
17:00 夕食。梅干2個、重湯、スープ(おフ入り)。計60cal。
梅干が2個に増えただけで、妙に嬉しかった。
「断食は復食が重要」とのこと。確かに、自己流でやったら、ここで我慢はできないな。
ハッキリ言って、お腹すいたア!! (@_@)
6/6(木)
08:00 起床。昨夜は空腹と腰痛で寝付けなかった。
ハッキリ言って、復食初期は断食中よりも辛い。
それから昨夜、布団に入ってから、自分の顔に触って ビックリした。
たしかにスベスベしてる。本当に効果あるんだなア。
庭で中国式体操。
08:30 各種物理療法。整体も受けて、腰が楽になった。
10:00 復食2日目。重湯(粒入り)、豆腐の味噌汁スープ、ケールという野菜等を摺りおろしたもの。計127cal。
味噌の味が心に染みる。もう、食器の蓋を開け て出た重湯の湯気に、思わず合掌してしまう。
11:00 私よりも2日間早いペースで断食していたかつら会社の社長さんが帰った。
意外とココへは、経営者層や管理者層も来るようだ。
2日前に帰った千葉の夫婦は、ご主人の会社の社長命令で来ていた。
11:40 外出。城ケ崎海岸の自然路5kmを海洋公園まで歩いた。6/2(断食初日)に歩いた時よりは、体が軽い。
この4日間で、228calの食事しかしてないのに体は動く。
動物の体って、本当に不思議だ。でも、急に立ち上がったりすると、めまいがする。きっと貧血状態なんだろう。
途中で、浦和のお米屋さんと遭遇して同行した。有機農法の米を全国から苦労しながら買い集めているお米屋さんである。一度、店を見てみたい。
16:30 入浴。湯船から出たら目がくらんだ。風呂場で裸で倒れたら恥ずかしいので、注意が必要だ。
17:00 夕食。玄米おかゆ、ジャガイモ煮、豆腐とおフを出し汁で煮たもの、ケール等を摺りおろしたもの。計221cal。
これだけで、食事直後は満腹感があって、自分が信じられなかった。胃袋が縮んだのだろうか?
確かに、ここでヤケ食いをすれば、体を壊すだろう。断食は復食期間が大事なんだな。
6/7(金)
08:00 起床。昨夜は、体調は悪くなかったが寝付けなかった。
ここの先生曰く「食べ 過ぎる程睡眠も多く必要になり、少なく食べている時は多くの睡眠を必要とし ない」とのこと。
開き直って、この施設の会報を読んでいたら3:30AMになっていた。さすがに起床時は眠かったが、寝起きは良かった。
やはり庭で中国式体操。この体操にも慣れてきて、やっていて充実感を感じる。
08:30 各種物理療法。
再び初日(6/1)と同様の良導絡検査(ツボに電極をあてて測定する)。
初日には乱れきっていた検査の結果が、今はきれいに整っている。体のバランスが整えられたのだろう。
さらに、日常生活に戻った後の食生活の指導を受けた。本当に重要なのは、復帰後の生活だ。
以前のままの生活をしていれ ば、すぐに体は以前の状態になってしまうだろう。
共に断食した人達とは、 今後も連絡を取り合って、その後の状況をリサーチしてみたい。
10:00 復食3日目。野菜入りうどん、ケール等の摺りおろし、手作りヨーグルト。計337cal。だいぶ通常の食事に戻った感じがする。
12:00 復食開始後、初の通便。
14:00 外出。近所の神社へ。なかなか荘厳な雰囲気の神社であった。次に伊豆高原駅周辺にあるテディベア博物館へ。
合計2時間の散歩。もう坂道も普通に歩けた。しかし、走るとさすがに少し腰がジンジン感じた。
とにかく毎日、天気が良くて、とてもラッキーである。
16:00 トレーニングルームでレクチャー。幡ヶ谷にある漢方診療所の先生が考えた変わったマッサージ法の実習であった。
その後、脳波(α波)の測定機を体験 した。どんな感じの時にα波が出るのか、実感できて良かった。
17:00 最後の夕食。玄米おかゆ、根菜とコンニャクのの胡麻あえ、ワカメの味噌汁、ケール等の摺りおろし。計213cal。
なぜか逆にカロリー数が減っている。いよいよ明日は最終日、朝食後にここを出る。
東京に戻って、どこまで今の状態を維持できるか??? 大問題である。
せっかく夏休みを使って得た成果 なのだから、あっさりと無駄にするようなことはしたくない。
ところで、この施設は本当に良い環境にある。断食せずに通常食で保養に来て も気分の良い所だろう。
6/8(土)
08:00 起床。昨夜はよく眠った。やはり庭で中国式体操。
08:30 各種物理療法。「吸い玉」という療法を、背中ではなく胸と腹にやってもらっ た。
この療法は、今後も継続してみたい。都内で可能な施設を捜してみたい。
10:00 いよいよ通常食になった。ようやく普通の人に戻った感じ。
この後、保養所を去る寂しさと、日常生活に復帰する不安があるハズなのに、妙に気分がウキウキする。なぜだろう?
11:30 保養所を出る。漁港の干物屋とハーブガーデンと神社に寄ってから東京へ。
途中、東名の海老名SAで色々な食べ物売り場を見たが、何も欲しくなかった。
自分は特に意志が強い訳ではないから、本当に体が求めていないのだろう
18:00 東京の家に帰宅して夕食。玄米粥(レトルトパック)、鯵の干物、鰯の丸干し、豆腐のスープ煮、ブロッコリ、ビールコップ1杯。
ビールを2杯以上、欲しくない自分が不思議だ。先週までは、大ジョッキ3杯はいけたのに・・。
24:00 夜、喉が乾いたのでピザーラのオマケのグワバジュースを飲みはじめた。
が、 舌がビリビリするほど甘ったるく感じる。3口だけ飲んで捨ててしまった。やはり体(少なくとも味覚)が変わっている。
全体の感想としては、物理的な断食の効果もさることながら、それ以上に精神的な成果が大きいことに気付いた。
・食べ物に対する気持ち
・空腹感に対して余裕を持って対応することができる自信
・自分の体にもちゃんと自然治癒力が存在することが確認できたことによる自信
・気持ちや心の状態のバランスを自分で調節する努力が重要であると自覚したこと
今のところ、こんなところかな。
3日後、3週間後、3ケ月後にはどうなってることやら?
以上
ホームページに戻る